現在のUS-NGFの調査によれば、
今がゴルフ文化における大きな転換期と考えているようです。
これまで「5人に1人」と言われてきた女性ゴルファーは、
いまやアメリカのオンコース参加者の約30%、
オフコースを含めれば3人に1人を占めているそうです。
とりわけ注目すべきは、30歳未満の若年層女性の参加が目立つ点であり、
女性の平均年齢が男性より若く、
これは新しいゴルフ文化が生まれつつある証とも言えそうです。
しかし、その成長にはもう一つの影が存在します。
せっかく始めた女性の多くが、一定期間を過ぎるとフェードアウトしてしまうのです。
楽しみ方が分からない、仲間がいない、成長が実感できない。
こうした要因は“ゴルフの魅力”ではなく、
“ゴルフの入り口の設計”に原因があるとNGFでは考えます。
NGFは長年、「女性が安心して育つゴルフ教育」を模索してきました。
その中で見えてきたのは、女性には“競争型”より“共創型”の学びが有効であること。
たとえば、ショートゲーム中心のプログラムや、感性を大切にするティーチング、
価値観を共有し合える仲間との時間。
これらが組み合わさったとき、女性は驚くほど力強く、自信をもってゴルフと関われるようになります。
私たちは、ゴルフを教えるのではなく、「ゴルフを通じて人を育てる」ことを目指しています。
女性が共創型であるとするならば、
NGFが長年推奨してきたグループレッスンは、一役買うのではないかと考えます。
仲間と一緒に定期的にゴルフを学び、
コースで実践を楽しむ習慣がコミュニティに所属することで継続されます。
是非、NGFのグループレッスンは、グループの大小に関係なく有効な手法です。
皆さんのゴルフコミュニティやゴルフスクールで、自在な形式で取り入れることで、
日本においても女性ゴルファーの増加が期待できるのではないかと思います。
下記のNGFテキストから、グループレッスンのコツやポイントを、
再度確認して参考にしてみてください。
- ゴルフ経営原論 第一部 ゴルフビジネス -
第三章 インストラクション
Section 2 スクール指導におけるグループレッスンの重要性
https://www.ngf-fe.co.jp/member/g/software/text/GB/GB_1_3-2.html
NGF FAR EAST
代表 宮田 万起子