長年にわたり
誠実にゴルフ指導に向き合ってこられた
一人の指導者の言葉に
改めて考えさせられる機会をいただきました。
その方が語られたのは
「NGFは生涯スポーツとしてのゴルフを先導する立場である」
というシンプルでありながら本質的な一言です。
この言葉は
単に技術を教える団体としてではなく
ゴルフの本来の価値を
社会に示していく存在としてのNGFの役割を
あらためて浮き彫りにしているように感じました。
ゴルフはスコアや技術の向上だけを目的とするものではありません。
人生の中で長く続けられ
自分自身と向き合い
人との関わりの中で成長していく。
そのような時間の積み重ねの中にこそ
本来の価値があるはずです。
だからこそ
「生涯スポーツ」としてのゴルフを
どのように伝えていくのかは
これからのゴルフ界にとって重要なテーマであり続けます。
一方で
日本におけるNGFの存在は
かつてに比べて決して強いとは言えない現状にあります。
その中で、どのように価値を再提示し
次の展開を見出していくのか。
この問いは、単なる組織の問題ではなく
「ゴルフの価値とは何か」
という根本的な問いに直結しています。
また、その方は
「人が集まり、意見を交わす場の必要性」
にも触れられていました。
ゴルフの価値や思想は
一方的に伝えるだけではなく
対話の中で深まり、共有されていくものです。
現在、NGFでは
月に一度のワークショップを通じて
会員同士が意見を交わしながら
日本におけるゴルフの在り方を考えています。
オンラインという形ではありますが
このような場を継続していくことは
小さくとも確かな一歩であると感じています。
NGFの役割は
ゴルフレッスンという枠を超え
ゴルフの文化的価値
人としてどのように生きるかという人間教育
そしてそれらを支える思想を伝えていくことにあります。
そして、その価値を
いかに次の時代へとつないでいくのかは
今まさに向き合うべき課題です。
明確な答えがすぐに見つかるものではありません。
しかし、長年現場で積み重ねてこられた
指導者の言葉は
その方向性を示す確かな手がかりになります。
「生涯スポーツとしてのゴルフを先導する」とは何か。
その意味を改めて問い直しながら
これからのNGFの在り方を
一歩ずつ形にしていきたいと思います。
NGF FAR EAST
宮田万起子
National Golf Foundation Far East