昨日のワークショップでは、
「AI 時代における NGF の存在意義とは何か」
というテーマを中心に、
生涯スポーツとしてのゴルフの価値について意見交換を行いました。
今回あらためて共有されたのは、
NGF が単なる「ゴルフ技術団体」ではなく、
「生涯ゴルファーを育てる教育団体」であるという視点です。
現在、AI の進化によって、
多くの知識や情報は簡単に得られる時代になりました。
しかし一方で、「何を信じ、どう学び、どう生きるか」という
人間的な部分の価値は、
むしろ大きくなっているように感じます。
その中で今回のワークショップでは、
NGF が大切にしている4つの要素について議論が深まりました。
「健康資産としてのゴルフ」
「生涯ゴルフを支える基盤づくり」
「誠実さや自己責任を学ぶ場」
「人と人が学び合い交流するコミュニティ」
特に印象的だったのは、
「AI 時代だからこそ、自ら学ぶ力が必要になる」という話でした。
従来型の一方通行のレッスンではなく、
生徒自身が考え、調べ、質問し、
自分で理解を深めていく「ラーニング型」の学びへの転換です。
現場では、初心者が基本動作を本当に理解し、
身体に定着させるまでに長い時間が必要であることも共有されました。
NGF が長年積み重ねてきたスイング六原則や段階的カリキュラムは、
単なる技術論ではなく、
「安全に・長く・健康的にゴルフを続けるための基盤」
であることを再確認する時間となりました。
また、ゴルフの本質についても多くの意見が交わされました。
ゴルフは審判のいないスポーツです。
だからこそ、ルールやエチケット、誠実さが求められます。
今回、「アメリカでは、神様が審判をしているという考え方もある」という話が共有されましたが、
誰かに監視されるから守るのではなく、
自分自身の良心によって行動するという姿勢は、
これからの時代により重要になる価値観なのかもしれません。
さらに後半では、「学びの場としてのゴルフ場」の可能性についても議論しました。
単にプレーを消費する場所ではなく、
人が集まり、学び、対話し、人生を豊かにする場所としてのゴルフ場です。
自治体による教育型ゴルフ場や、
合宿形式で学べる環境づくりなど、
未来に向けたアイデアも共有されました。
NGF は、スコアだけを追い求める場所ではなく、「どう生きるか」を学ぶ場でもあります。
AI 時代だからこそ、人間らしさとは何か。
ゴルフを通して、私たちはその問いに向き合い始めているのかもしれません。
NGF FAR EAST
代表 宮田 万起子
National Golf Foundation Far East