米国NGFよりホリデーシーズンについて調査した情報が届きましたのでお届けします。
ゴルフの盛況ぶりは日本だけでなく米国においても続いており、来年もこの好景気は持ち越されると期待されています。
NGFで収集されたデータによれば、今シーズンのギフトの売り上げは好調で、
2500万人(そのうちゴルファー500万人、ノンゴルファー2000万人)による購入者がいるそうです。
その中でも人気とされている贈答用のギフトは、消耗品のゴルフボール、アパレルやゴルフクラブと続くそうです。
やはり自分への購入となると、クラブや靴が人気となっているようです。
これらの購入方法ですが、最近はオンラインでの購入が主流となりつつあることが統計にも表れており、
休日の店内での購入が33%に対し、オンラインでの購入は62%と倍の売り上げがあるそうす。
オンライン購入はこの6年間で51%→62%にまで増加しており、
今後もさらに増え続けることが予想され、日本においても同様のことが言えそうです。
また、調査の中で、「プレゼントを贈る」と答えた人33%のうち、25%が女性を占めていることがわかりました。
年齢も77%が50才未満の購入者ということです。
ゴルフはまだまだ男性が主流のスポーツではありますが、今回の統計を見ると、贈答用のギフト販売という視点からは、
女性をターゲットにした商品展開をしていくことが有効であることが推測できます。
また、販売方法についてもオンラインで購入しやすい、女性の目に止まりやすい商品を展開することも考えられます。
こうした女性視線でのマーケティングの重要性が、女性の社会進出と共に
女性にもさらにゴルフ市場に参加してもらえる機会につながることを期待したいところです。
日本も、米国に次ぐ世界第2のゴルフ大国ですので、
是非とも米国NGFの調査で得た統計を参考に日本におけるゴルフ市場に活用してもらえれば幸いです。
コロナ禍におけるゴルフ人気は、不幸中の幸いにも、ニューゴルファーの増加に繋がっており、
ゴルフ業界としては暗い側面ばかりではありません。
一方で、人と接する機会が減ったことや、YouTubeなどのネットの発達により、
ゴルフを独学で覚えてゴルフコースに直接来場する人が多くなっていることにより、
スロープレーなどの問題が目に付くようです。
YouTubeでは、スイングについての解説やテクニック的なことは多く語られていても、
マナーやエチケットを学ぶ機会がないのが理由だと言えそうです。
NGF会員の皆様におかれましては、NGFが無料で配信指定しているYouTubeコンテンツを利用して、
是非、ご自身のビジネスやネットワークの拡大に役立てていただければと思います。
また、NGFでは、9月より神聖ゴルフ武士道のテキストを使って、会員との輪読会を始めています。
その中で、マナーやエチケットは決して形式的に覚えて振る舞うものではなく、
その人の持つ心や生き様が表れること、その人の持つ信念や勇気など、
ゴルフをもっと深い概念で見る機会に触れています。
NGFの会員(ゴルフプロフェッショナル)として活動する上で、
ルールやエチケットを知らない人にどのように伝えるべきかを、今一度立ち止まって
皆で話、検討する機会は重要であると考えます。
来年も引き続き輪読会を毎月継続する予定でいます。
是非、皆さんに参加していただきたいと切に願っております。
NGF FAR EAST
代表 宮田万起子
National Golf Foundation Far East