検索エンジンから導き出されたデータは、「人間の心理が収集された最も重要なデータ」と言われているそうです。
ネット上に公開されている情報には、情報操作の影響がないとは言い切れないものの、
膨大な情報に基づく統計的な傾向については、一定の信用性があります。
今回、米国NGFでは、検索エンジンデータの結果のみから2023年を分析したところ、
二つの特徴を示唆する検索結果が出てきたそうです。
1つ目は、「ゴルフの仕方」といった、ゴルフを始めることに関心を示したもの。
2つ目は、「レッスン」「ドリル」「ヒント」といったゲーム上達に関心を示したもの。
前者はニューゴルファーの市場が健在であること、
後者はグッドゴルファーの卵が意欲的であることを示すもの、
とも分析できるかもしれません。
こうした状況を見る限り、ゴルフビジネスの2023年は、
昨年に引を取らず、まだまだ堅調であると言えそうです。
このような堅調な市場動向を支えていく上では、
引き続き興味を持ってもらえるような製品やサービス、体験の提供を通して
需要を喚起していく必要があります。
上記の検索結果を参考に、クラブを握らなくても気軽に習得できるNGFの推奨するドリルを
是非レッスンの中で取り入れてみて欲しいと思います。
また、ゴルフを始めたいと望むニューゴルファーに、
スイング指導だけでなく、ゴルフの持つ魅力や生活が、
その人の人生にどのように寄与するかを、多面的に伝えられるのも、
ゴルフプロフェッショナルとしての力であることを改めて意識していただけると良いかと思います。
ニューゴルファーの受け入れ態勢を整え、生涯ゴルファーとして人生を謳歌してもらえるよう
導き続けることがNGFの使命と考えています。
NGF FAR EAST
代表 宮田万起子