ワークショップのご報告(2024年2月21日)

 

2月21日のワークショップでは、

3人の方にご参加いただき、NGFテキスト、

ゴルフ経営言論 第3章の「インストラクション』から

指導局面におけるティーチング&コーチングについて

輪読会を行いました。

ティーチングの重要性とは、

定義や概念を明確にして学習者に対して正しく概念を理解させることであること、

その方法論として曖昧を避けた表現を利用すること、

また言葉や文字よりも直接的な映像を通した3Dの効果を理解することなど、

参加者の中で確認しました。

また、ゴルファーの入門段階、中級段階、上級段階それぞれが抱える

特徴的な問題に向き合った時の、段階別対処法や視点について学びました。 

 

さらに、参加者の方から、NGFゴルフプロフェッショナルの指導特徴として

「人格形成」や「人間形成」を目指す人物が理想であるという意見が挙がりました。

 

ゴルフ指導者が溢れている中で、スイング矯正に終始している指導者もいれば、

スイング形成までを行なえる指導者、

そしてスイング指導を超えて、人格形成や人間形成までを視野に入れたゴルフプロフェッショナルが、

これからの日本のゴルフ界を支えていかなければならないと思います。

ゴルフが上手いが人間性が伴なわないことはとても残念なことです。

しかし、ゴルフゲームの意味をよく理解すれば、

人としての成長につながる側面がたくさん散りばめられていることに気付きます。

これらを理解しながら伝える指導を行っていけば、

ある日、このゴルフプロフェッショナルは

どこか他の指導者と違った信念を持っている

と感じてもらえるでしょう。

 

 

テキストを輪読することは、一見一人でも十分に行えることと思われがちですが、

輪読会の効果は別のところにあると考えています。

参加者が過去に取り組んできた経験談や、

それぞれ違った立場や役割を通して得た機智が、

私たちに新しい視点での向き合い方や発想の転換を与えてくれます。

これらは、わたしたちに新しい活力を与え、

現状からもう一歩踏み出してみようと思える場につながる

ワークショップでありたいと常々思っています。

 

次回のワークショップは、3月21日(木)20〜21時までです。

多くの会員の方々のご参加をお待ちしています。

 

 

NGF FAR EAST

代表 宮田 万起子